■前回の内容まとめ
子どもの気持ちを承認しながら、
悪いことは悪いと教えるためには
▼出来事を3つに分解して考える必要がある
①子どもの感情(気持ち)
②子どもの考え方(思考の癖)
③子どもの行動
▼まずは①子どもの感情を聞き出す
子供は語彙(ごい)が少ないため、分かりやすい言葉をかけながら、感情を引き出す
▼子どもの感情に寄り添う
感情がが引き出せたら、とにかく必ず一旦はその感情に寄り添い、承認し、気持ちを共有するステップを踏む
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ここまでができると、面白い事がわかります。
感情と行動を分けて把握する
同じ③行動でも、その元となる①感情や②考え方は状況によって全く違ってくるということです。
何を考え、どう感じ、どう行動するのかには個性もありますし、兄弟や親子でさえも同じではありません。
また同じ子どもでも状況によって変化したりもします。
そんな性格じゃないと思っていたのに、年齢と共に変化したりもします。
ですから、必ず①を確認しなければならないという事が分かるのです。
前回出した例)幼稚園で子どもがお友達に暴力を振るってしまう問題について考えてみます。
パターンとしては以下のようなものが出てくるかもしれません。
【パターンA】
①お友達が嫌だった
②お友達にやめてと伝えたい
③叩く
【パターンB】
①お友達と遊びたい
②お友達の気を引きたい
③叩く
【パターンC】
①退屈だった
②人を叩いてみたら面白そうだと思った
③叩く
同じ③叩くでも、①②の部分はそれぞれ違っています。
さらに、パターンA、Bについては①②は人として間違っていません。
ですから、③叩くの部分に関してだけ、
『違う方法があるよ』
ということを教えてあげればいいということになります。
この『違う方法』というのはすごく大事です。
子どもはこれを知らないだけ、知って、理解して、できるようになれば解決することはたくさんあります。
ちなみにパターンCはちょっと難しい場合です。
そもそもお友達に興味があるわけではなく、
退屈だから人を叩いてみるというのは少し特殊です。
注意深く見守りながら、②の部分を修正していく必要があります。
時にはプロの手を借りる必要もあるかもしれません。
もちろん、場合によっての話です。
次回はまとめとして、具体的な会話内容を例に出してみようと思います。
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