こんにちは、ヤマシタです。
みなさんは「子育てで一番大切なこと」って何だと思いますか?
抽象的な質問なので、ケースバイケースで色々正解はありそうなんですけどね。
今日は私が一番大切にしていることを書きたいと思います。
■みんなが子育てで一番大切にしてることって何なんだろう?
「子育てで一番大事なこと」でググると、たくさんのページがヒットします。
1ページ目をざっと見ただけでも色々なことが書いてありました。
子育てで一番大事なことは?
・笑顔
・あいさつ
・生活習慣
・自己肯定感を育てる
・ほめる
・子供を尊重する
・自主性をはぐくむ
・愛情を注ぐ
・読み聞かせ
・スキンシップ
どんだけ~っていうくらい、一番大事なことあるんですね。
今までこの言葉を検索したことはなかったんですが、
今朝ふと「みんな何を一番大事だと思ってるんだろう」と思って調べてみたのでした。
ちなみに、私が子育てで一番大事にしてきたことはこの中のどれにも当てはまりませんでした。
■子育てで一番大事なことは「子供の考えを聞くこと。そして自分の考えを伝えること」だと思う
私が大事にしてきたことは
「子供の考えを聞くこと。そして自分の考えを伝えること」
です。
まず「子供の考えを聞くこと」の部分について。
これはただ単に「今日の出来事を聞く」または「聞いてあげる」というようなスタンスではなく、「子供が何を考え、どう思ったかを、自分が聞きたくて聞く」というようなニュアンスになります。
個人的には、子供の話を聞くことは
手作りのご飯を作ってあげることよりも
お金を稼いできてあげることよりも、
絵本を読んで聞かせてあげることよりも大事だと思っています。
もちろんそれらも大事ですが、この「子供の話を聞く」ができてなければ、これらのことすべてが意味をなさなくなってしまうとすら思います。
前述の検索結果でいうと「自己肯定感を育てる」や「愛情を注ぐ」というところに近いかとも思いますが、「話を聞く」という行為がこの自己肯定感や愛情を感じてもらうというところにつながると思います。
ここに小手先のテクニックとして
「とにかく褒めて育てよう!」とか
「とにかくスキンシップを取ろう!」
などの行為を持ってきたりするからおかしくなる・・・と個人的には思います。
すべては「その子が何を思い、どう考え、どう感じたのか?」による。
だけどそれはその子にしかわからない。
だから、聞く。
それしかないと思います。
旦那さんや彼氏で考えると分りやすいと思いますが、
相手が自分のことを大切にしてくれるな、って思うのって
「自分の話をちゃんと聞いてくれる」
「自分の考えを一番分かってくれている」
と思う時ではないでしょうか?
どんなモテテクニックを使って来たとしても、
これができてなかったら何の意味もないですよね。
基本的に人間ならみんな同じではないでしょうか?
大事な親友もきっと「私の話をいつでもちゃんと聞いてくれる」から大事なんじゃないでしょうか?
でも、なぜか相手が子供となると突然そういうのがどこかへ消えて
しつけとかスキンシップとか褒めるとかそういう話になるのは不思議です。
誰も子供の考えを聞こう!って書いてないのです・・・
『女は花をプレゼントすれば喜ぶ』といくら雑誌に書かれていても嬉しくない人は喜びません。
人によって違います。
きっと子供も同じです。
ハグしてほしい子もいれば、そうでもない子もいるだろうし、
褒めて伸びる子もいればそうでもない子もいる。
遊園地が好きな子もいれば嫌いな子もいる。
だからこそ「何が嬉しかったか?」とか「どう思ったか?」を聞くことはすごく大事だと思うのです。
■そのうえで「自分の考えも伝える」
もう一つの大事なこととして「自分の考えも伝える」というのがあります。
これはできるだけ子供の考えや想いを聞いた上で伝えるようにします。
私たちはつい「自分の考え」だけを「先に」伝えようとします。
考えを聞いてみたら「なるほど、そういう意味でね!」という事も多々あります。
例えば、子供が何かを取ろうとして花瓶を落として割ったとします。
その時、こちらとしては
子供をケガさせないようにとか
早く片づけなければとかいう事に気を取られるので
子供の話なんか聞いていられません。
でも、とりあえず「向こうに行っていなさい」と言って片づけた後は
できるだけ子供の話を聞きます。
●なぜ取りたかったのか?
●取ってみてどう思ったか?
聞いてみると意外なことが分かることも多いです。
あぁ、なるほど、そういう考えでやったんだ、みたいな。
それが分かって初めて、
「ママならこういう方法も知ってるよ」
というのを説明してあげられます。
花瓶を落とさずに目的を達成するにはどうしたらよかったのか?とか
花瓶を落として割れると、ママがどんなに困るか、とか
そういう事もより適切に説明できます。
「怒る」とか「叱る」とかではなく「教えて」あげられます。
「教える」という意味で、「自分の考えを伝える」というのは必ず入れたい項目になります。
・子供を尊重する
という言葉がありますが、これは「自分の考えを伝えない」という意味で使ってはいけないと思います。
必ず、自分の考えもセットで伝える。
そうすることによって子供も「言葉で伝える」というコミュニケーション手段を学ぶのではないかと思います。
「○○ちゃんが楽しかったなら、ママもうれしいな!」とか
「ママは○○ちゃんが喜ぶと思ってこれを買って来たけど、どうかな?」とか
「その言葉はママはあまり良くないと思う。他にはこういう言い方があるよ。」とか
こちらの感想つまりフィードバックがあって初めて子供は
ある出来事について評価や意味づけができるようになると思います。
(そういう意味でどうしても子供は親の影響を受けることにはなりますが・・・)
■根本的には同じで、あとは年齢によって対応を変えればよい
「子供の話を聞く、そして自分の考えを伝える」というのは
子供がまだ言葉を話せなくてもある程度はできると思います。
(できてたのかはわからないけど、自分ではやっていたつもりです)
今は息子は小4で、もちろん幼児の時とは違いますが
はっきりと言葉で聞き、言葉で伝えるようにしています。
態度とか、雰囲気とかそういうのもありますが
やはりちゃんとした言葉を使う事でコミュニケーションが感情的になりすぎずに済むというメリットもあります。
人の数だけ違いがあるので、
もちろんすべての場合で使えるとは思いませんが
私の場合はこうです、というのを書いてみました。
みなさんはどうでしょうか?
自分が大事にしていることについて考えてみると面白いかもしれません。