近頃は職業というものが自由になってきて、○○コーディネーターだったり、○○ソムリエだったり、○○スペシャリストだったりっていうのが増えたように思います。
私自身、仕事は何ですか?と聞かれたら「ハーブティー専門店を経営してます」となるのですが、じゃあ「経営者」というのが仕事なんですねと言われたら、ちょっと「うーん」となるのです。
というのも、経営というものについて私はあまり得意ではなく、どちらかというとハーブティーブレンドの内容を考えたり、商品をコーディネートしたり、パッケージやラッピングについて考えたりする方が向いていて、経営者としては、きっと才能がないと思うからです。
しかし、肩書としては「ジェーム ル・タン オーナー」となるわけで、嫌だといっても仕方のない話です。
ここでいつも思うのですが、その肩書を名乗る以上、その肩書にふさわしい技術力と人間性が必要なのではないでしょうか。
肩書がつくということはプロであるということだからです。
そう考えると、私はまだまだ恥ずかしくて、とてもじゃないけれど胸を張って「ジェーム ル・タン オーナーです!」なんて言うことができません。
だから自分で自分にOKを出せていない今は、どちらかというとハーバルティーブレンダーという肩書を前面に出しています。
(ブレンダーとしての自分のセンスには自信を持っています)
肩書だけ立派で、中身伴ってないよね
と、人に思われたくないというより自分が思いたくないのです。
国家資格であれば、ほぼ誰から見ても明確な基準が存在していて、それなりの力量がなければその資格を保持することができないようになっています。
しかし、民間資格や自称の場合は、基準が不明確です。
スペシャリストとかソムリエとか、
本来はある一定の技術力を持った方々の神聖な呼び名だったはずなのに、肩書だけ立派で1日で取得できるような資格が増えたせいで、どれがすごくてどれが大したことないのか分かりにくくなってしまいました。
こうなってくると、あとは「自分の、自分に対するプライド」だけが重要になってくると思います。
肩書や資格の名前に頼るのか?
もしくは自分の仕事に自然と肩書がついてくるのか?
私は私の肩書にふさわしい人間なのか?
胸を張って「経営者です」と言えるようになるまではまだまだほど遠いですが、そんなことを踏まえてこっそり精進していこうと思う今日この頃です。