子どもの気持ちを認めながら、悪いことは悪いと教えるためには、出来事を次の3つに分解する必要があります。
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①子どもの感情(気持ち)
②子どもの考え方(思考の癖)
③子どもの行動
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例があった方がいいと思うので出しますね。
例えば幼稚園で、子どもが他の子に暴力を振るってしまう問題があったとします。
その場合、『暴力を振るってはいけない!』と注意するのは③の部分についての注意になります。
確かに暴力はいけないのだけれど、③だけを注意されると、子どもとしては①の部分を無視されているので、なかなか行動が直せません。
何度言っても直らないか、もしくは直ったとしてもまた別の問題が出てきたりします。
それは①②の部分が見過ごされているからです。
そして結果的には、『自分の気持ちは理解されない』→『自己肯定感低い』となります。
では①〜③に分解してみましょう。
そのためにはまず、子どもに①の部分を聞き出す必要があります。
子どもは語彙が少ないので、なかなか自分の気持ちを適切に表現できません。
なので、こちらから分かりやすい言葉を使って
気持ちを引き出す作業をします。
『幼稚園でお友達を叩いてしまう、って先生から聞いたよ。何か嫌なことがあったのかな?あなたの気持ちを教えてほしいな。ママはあなたの味方だよ』
『お友達が嫌だった?』
『何か悔しいことがあった?』
問い詰めるのではなく、聞き出す、引き出すイメージで『感情(悲しい、寂しい、悔しい、はがゆいなど)』を話してもらいましょう。
そして、感情が引き出せたら、その部分についてまずは認めてあげます。
『悔しかったね』
『それは嫌だったね』
『遊びたかったんだね』
そっか、そっか、気持ちわかるよ、
ママも同じ気持ちになったこと何回もあるよ、
という感じで、必要があれば抱きしめてあげて
気持ちを認めてあげます。
ここで一旦子どもの気持ちに寄り添い、
子どもの気持ちを落ち着かせます。
そしてその後、②考え方と③行動を確認します。
そうすると面白い事が見えてきます。
長くなったので次回に続きます。
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