伝える技術1_目的を忘れない
私たちが相手に何かを伝えたい時、そこにはある程度のスキル(技術)が必要になります。
スキルとしての基本中の基本は、まずは
1、目的を忘れない
ということ。
目的とはほとんどの場合『自分の要求を理解してもらい、こちらの要求通りに動いてもらうこと』だと思います。
しかし『言いたいことを言う』時に、この目的がすり替わって『自分の感情をぶちまけること』になってしまったり、『自分はすごいだろ、って認めてほしい』になったりします。
感情をぶちまけるためだけに『ちょっと、いい加減にして!何考えてんの?』と言ってしまうと、ただ単に喧嘩のきっかけを作っているだけになってしまい、もちろん相手は「は?何なの?」と反発します。
また『相手をねじ伏せて言い負かす』感じになってしまう人もここを強く意識しておく必要があります。
正論を述べて『どうだ!私の意見は正しいだろう!』という流れに陥ると、相手は自分の思った通りに動いてくれるどころか、反発して「だから何?」という態度になってしまいます。
■伝え方が悪いと相手は受け取ってくれない
どちらの場合も、伝え方が悪いために
『ただ自分の言葉を投げつけただけで、相手が受け取ってくれない』状況だと言えます。
これだと最初に言った【目的】が果たせません。
【目的】は『相手にこちらの『自分の要求を理解してもらい、こちらの要求通りに動いてもらうこと』です。
投げつけて終わりではありません。
なのでまずはこの【目的】を強く意識してみてほしいのです。
では、まずは『受け取ってもらう』ためにどうすればいいのか?
長くなったので次回に続きます。