先日、息子(小4)が実家のランニングマシンで

走っていた時に転んで、

膝をずるりと擦りむきました。

表面だけをザっと持っていかれたような、

浅いけどちょっと範囲広めの傷でした。

血はそんなに出てないけど、

汁が出るだろうな・・という感じの傷だったので

キズパワーパッドで保護しようと思いました。

 

昔はケガと言ったら

消毒して

絆創膏貼って

カサブタにして

自然にはがれるのを待つ

という方法で治していましたが、

今は湿潤(しつじゅん)療法といって

滲出液をそのまま傷表面に保ち、

治す方法もメジャーになってきています。

以下、バンドエイドのHPから抜粋させてもらいました。

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「キズは消毒して、乾かして、かさぶたを作って治すという考え方(=ドライヒーリング)」に対して、近年、自然治癒力に着目した、「キズをしっかり覆い、潤い(体液)を保ってきれいに治す」モイストヒーリングというキズケアが広まってきています。

これは「キズ口を清潔にし、そこから出る体液(滲出液)を保つことで痛みが少なく、キズは早くきれいに治る」という考え方(=モイストヒーリング)です。実は、体液(滲出液)にはキズを早くきれいに治す力が秘められています。この体液(滲出液)の力を最大限に活かすためにキズ口を乾かさない(かさぶたをつくらない)ことがとても大切なのです。

※参照:キズパワーパッドのHP

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そんな私を見て、父が言いました。

 

父:「ちゃんと消毒した?」

私:「このタイプの絆創膏は消毒せずに

傷口をよく洗ってから貼るんだよね。

逆に消毒はしたらダメなんだって」

父:「いや、消毒しないと」

私:「なんか最近は湿潤療法っていうのがあって

やり方変わったみたいでね」

父:「いや、そんなのは聞いたことがない!!

消毒しなさい!!」

私:「いや、だからいいんだって!!」

父:「昔から、消毒するって決まってるんだから。

子供がかわいそうだろ。」

私:「時代は変わったんよ!もう常識が違うんよ!」

父:「何をー!!」

 

ぎゃーぎゃーぎゃーぎゃー

ぎゃーぎゃーぎゃーぎゃー

 

そこから15分くらい言い争いして、

やめましたが、

その時思ったんです。

 

自分の知らない間に

自分の知らないことが

世の中の常識だよ、

って言われるのは

やっぱ嫌だろうなぁって。

 

そう考えると、

ガリレオ・ガリレイとかすごいよなぁって。

 

ねぇ。

 

でもそういうのも、

いつのまにかそれが新常識になってしまうのだから

やっぱり自分の世界観なんて

危ういものなんだなって思います。

 

自分が見ている世界、

自分が基準だと思っているもの、

自分が「確かだ」と思っているものは

どこまで確かなのか

時々考えてみる必要もあるということですね。

 

そんなことをしみじみ思いながら、

父の言うことは全く聞かず、

自分の思った通りに、

堂々たる表情で、

私は息子の膝にキズパワーパッドを貼ったのでした。

One thought on “息子のすり傷で父親と喧嘩になった話”

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