先日、子供の学校の宿題で音読が課されていて、それが宮沢賢治の『雨ニモマケズ』だったんですよね。

昔勉強したときは特に気に留めることもなかったんですが、この歳になって聞いてものすごく感動しました。

特に一部抜粋したこの部分についてすごく想うところがありました。

本当はカタカナで書いてあるんですが分りやすくするためにひらがなで表記します。


野原の松の林の蔭の
小さな萓ぶきの小屋にいて
東に病気の子どもあれば
行って看病してやり
西につかれた母あれば
行ってその稲の朿を負ひ
南に死にさうな人あれば
行ってこわがらなくてもいヽといひ
北にけんくゎやそしょうがあれば
つまらないからやめろといひ
ひでりのときはなみだをながし
さむさのなつはおろおろあるき
みんなにでくのぼうとよばれ
ほめられもせず
くにもされず
さういふものに
わたしはなりたい


「私は人のためにがんばります」とか「僕はみんなのためにがんばりたい」とか「人のために」って使う事多いですよね。

でも私はあんまりその表現が好きじゃなくて。

なんでかと言ったら、それってつまりは「自分のため」なんじゃないかなと思うからです。

 

結局は「ありがとう」って言われたい。

結局は「すごいね!」って言われたい。

結局は誰かに評価されたい。

結局は自分が相手の喜んだ顔を見て喜びたい。

結局は自分が楽しみたい。

結局は自分で自分のことをいい人って思いたい。

結局は自分の存在価値を感じたい。

 

ほとんどは、自分のためになってしまうんじゃないかと思うんです。

だから本当は「自分のためにがんばりたい」「自分がしたいからする」って表現する方が正しいんだと思うんですよね。

 

みんなにでくのぼうとよばれ
ほめられもせず
くにもされず

褒められたり評価されたりしないどころか、木偶の棒とまで呼ばれても、それでも自分が正しいと信じて、やる。

本当に「人のため」にやってる人は、口に出して「人のためにやってます」なんて言わない。

自分はこんなにしてあげてるのにお礼も言わないなんて!とか言わない。

自分が評価されなかったからと言ってふてくされたりしない。

それが本当の人のためでしょって思います。

今日は本当に雑感でした。

では、この辺で!

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